車内温度上昇で気をつけること
これから、梅雨や夏にかけて気温が上昇していきます。そんななか暑さ本番を迎える車内で気になるのが、駐車中の車内温度上昇です。
炎天下に置かれたクルマの車内は、たった15分で命に危険を及ぼす温度まで上昇します。毎年、車内閉じ込めによる悲惨な事件が報道され、呼び掛けがされている中ではありますが、乳幼児の車内置き去りはいまだ多く発生しているのが現状です。また、乳幼児だけでなく、高齢者やペットなども注意が必要です。ウィンドウを少し開けておいた、サンシェードを使った、日陰に止めた、実はこれらの対策をしても、最終的に車内は高温になってしまいます。「大丈夫。ほんのちょっとだけ」という気持ちの緩みが命にかかわってしまうのです。
そして他にも、真夏の車内には、絶対に残してはいけないものがあります。
感染防止で消毒を持ち歩かれる方が多いと思います。しかし、クルマの中にアルコール消毒液を常備するのはNGです。温度上昇によって、車内全体にアルコールが充満している可能性もあり、たばこの火や、静電気などの小さな火種でも引火する危険性があります。車内や直射日光が当たる場所での(アルコール消毒液の)放置は、絶対にやめましょう。
思わぬ被害を未然に防ぐため、本格的な夏が到来したこの機会に、しっかり確認しておきましょう。